「リリーのすべて」を観てきました。

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みなさん、こんにちは。
ゲイにはもてない鈴木です。

今日はずっと観よう観ようと思っていてなかなか観れていなかった映画を
やっと観てきました。

この映画は青森松竹アムゼで明日で終了なのです。

リリーのすべて。

リリーのすべて

主人公は世界で初めて性転換手術を受けたデンマークの男性画家
舞台は1926年のデンマークの首都コペンハーゲン。

主人公の男性は同じく画家の妻に頼まれて女性モデルの代役を務めます。
それををきっかけに、主人公は自分の内側に潜む女性の存在を意識しだします。

それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていく主人公は、
心と身体が一致しない現実に葛藤していきます。

一時期は病院に行かせられて、精神分裂病だと診断され、
危うく強制入院させられそうにもなります。

妻も当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第に夫に対する理解を深めていきます。

※ここから先は多少ネタバレになるかもしれないので、
 この映画を観ようと思っている人は読まないでください。

一言でいうと、世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語です。

いや~なんていうかな~
僕は思いっきり男なので、まったく主人公に共感はできないし、
むしろ主人公の妻に共感してしまいましたね~。

ビビりますよね。
もし嫁が実は自分が男だということに目覚めて性転換手術するなどと言い出したら。
もう子供も産めない体になるわけですし。
一家に男親が二人いても子供も困惑するだろうし。

幸い主人公夫婦にはまだ子供がいなくてペットの犬と3人で暮らしているわけですがね。

主人公の妻は困惑しながらも、しっかりと旦那に寄り添い遂げます。
まさにケアです。

この妻は本当は子供が欲しいんですよ。
ぼくだったらとっとと離婚してるでしょうね。

でもどっちが子供をとるかでもめるでしょうね。
でも裁判したら絶対俺が勝ちますよね。

だって母親が父親になっちゃうわけですよ?
姿は男だけど家事はできるって?
いや、家事ぐらいなら僕でもできますよ。
介護職ですもの。

なんだかいたたまれない映画でした。
決してお勧めはできません。

しかし、ね、見方によってはこれってすごい映画なんですよね。
だってまだ性転換手術ってものがまだない時代の話なんですよ?
ちょうど90年前の。
主人公はわざわざデンマークからドイツにまで行ってその手術を受けるって
決めるんですよ?
医者にもし手術が失敗したら死ぬかもしれないって言われてるんですよ?
この医者もすごいですよね。
世界初の性転換手術を試みた男ですよ?

いやーチャレンジャーですよねー。
僕ならビビりますね。
絶対やらない。

だって患者を殺しちゃうかもしれないんですよ?
無理です。
絶対無理。

でもね。
この主人公はそれを覚悟で手術を受けるって決めるんです。
これもすごいことですよね。
命を懸けてまで成し遂げたいことがある。

主人公は途中でこんなことまで言い出します。
「僕は画家になりたいわけではない。女になりたいんだ」

おー!
このセリフ。
ぐっときますねー。

これを言葉にするとなんていうんでしょうねー。
欲ですかねー?
いや、そんな簡単なものじゃないな。

業だね。
業。

宿命だね、
宿命。

僕が今やってる仕事も宿命かなー。
なんだかなー。

これってなんなんだろうなー。
ま、生まれついた環境でつくられたものだからしょうがないよな。

それを認めて肯定するしかない。
そこからしか本当の人生は始まらない。

※追記※

途中、まぎらわしい表現や勘違いされるような表現があったかもしれませんので念のため。
僕はLGBTに偏見は持っていません。むしろちょっとうらやましいぐらいに思っています。
身内にもゲイはいますし。

芸能界やアーティストの方たちでそうゆうことをカミングアウトされている方も多いですし、
そうゆう方たちのセンスの良さや創造性、先進性をリスペクトしています。

去年の電通の調査ではLGBTの人口は7.6%。13人に1です。
この流れは止まらないでしょう。ますます増えていくはずです。

ということで、我が社はLGBTの方、大歓迎です。
我が社は約50人いるのでその7.6%だとしたら3,4人はいる計算になりますよね。
御遠慮なくカミングアウトしてください。(今さら無理か)


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